【雷のギザギザの理由&横に走る雷の危険性】意外と知らない雷の話

雷が鳴りはじめると、つい空を見上げてしまう方も多いのでは?
今回は「雷のギザギザの理由」や「横に走る雷が危険と言われるワケ」、さらに「側撃雷・飛雷・晴天雷」って何?という点についてまとめてみました。

■ 雷の形はなぜギザギザ?

雷がギザギザに光るのは、『電気が空気中の通りやすいルートを選んで進むから』です。
空気中には水蒸気やちりなどがあり、電気の通りやすさ(抵抗)は場所によってバラバラ。そのため、雷は「ここが通りやすいかな?」と探りながら少しずつ進んでいくため、ギザギザの形になるのです。

この現象は「ステップリーダー」と呼ばれる現象で、雷が一気に地面に落ちるのではなく、数十メートルごとに進んで止まるを繰り返すことで起こります。

■ 横に光る雷が危険って本当?

縦に光る雷より横に光る雷の方が危険だ!なんて聞いたことはありませんか?
「横に光る雷」は、以下のような危険な雷現象の前触れであることが多いんです。

1. 側撃雷(そくげきらい)
雷が落ちた物体の近くにある別の物体に分岐して飛ぶ現象。
建物の中でも、配管や電線、水道管を通って雷が伝わってくることがあります。

→ 窓際や配線、水回りには近づかないのが安全!

2. 飛雷(ひらい)
雷雲から数km以上離れた場所に落ちる雷のこと。
遠くの雷雲から思わぬ場所に「飛んでくる」雷で、突然落ちるので非常に危険。

3. 晴天雷(せいてんらい)
飛雷の一種で、自分の頭上が晴れているのに雷が落ちてくるもの。
「雨が降っていないから大丈夫」と外で活動していても、遠くの雷雲から雷がやってくることがあります。

■ 安全のために覚えておきたいこと

– 雷鳴が聞こえたら、10km以内に雷雲があるサインです。
– 晴れていても油断せず、雷が聞こえたら建物の中に避難しましょう。
– 屋内でも、窓・電線・水道管には近づかないのが基本です。

「雷=縦に落ちるだけじゃない」ということを知っておくと、いざというときに安全な判断ができるかもしれませんね!

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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