2025年後半(7月〜12月)も、夜空を彩る魅力的な天体イベントが目白押しです。関東圏でも肉眼で楽しめる現象が多く、天体観測初心者や親子連れにもおすすめです。この記事では、月ごとの主な天体イベントを紹介するとともに、特に注目すべき目玉3つをピックアップして解説します。
月別|2025年7月〜12月の主な天体イベント
7月
- 7月7日頃:七夕の星(こと座のベガ、わし座のアルタイル)を観測
- 7月22日:月と木星の接近(未明に東の空で接近)
- 7月29日〜30日:みずがめ座δ南流星群が極大(1時間に15個前後)
8月
- 8月12日〜13日:ペルセウス座流星群が極大(三大流星群のひとつ)
- 8月25日:土星が衝(終夜観測できる絶好のタイミング)
9月
- 9月8日:月とプレアデス星団(すばる)が接近
- 9月18日:金星が最大光度(明けの明星として輝く)
- 9月22日:秋分(昼と夜の長さがほぼ等しい)
10月
- 10月8日:りゅう座流星群が極大(突発的な増加があることも)
- 10月18日〜19日:オリオン座流星群が極大(速度の速い流星が特徴)
- 10月29日:火星と木星の接近
11月
- 11月5日〜6日:おうし座南流星群が極大
- 11月18日:しし座流星群が極大(過去に大出現を記録)
12月
- 12月14日〜15日:ふたご座流星群が極大(年間最大級)
- 12月22日:冬至(最も夜が長い)
- 12月28日:金星と月の接近(明け方の南東の空)
特に注目!2025年後半の「目玉」天体ショー3選
① 8月12日〜13日|ペルセウス座流星群(極大)
三大流星群のひとつ。2025年は月明かりの影響が少なく、観測条件が良好。関東の郊外でも1時間に30〜50個以上の流星が見られる可能性があります。夜半から明け方にかけてがピーク。
② 12月14日〜15日|ふたご座流星群(極大)
年間で最も流星数が多く、安定した観測ができる流星群。2025年は月明かりの影響も小さく、好条件。明るくスーッと流れる流星が多く、初心者にも最適な天体ショーです。
③ 8月25日|土星の衝
「衝(しょう)」とは地球から見て太陽の反対側に惑星が位置するタイミング。土星の輪も含めて観測しやすくなる貴重な時期。望遠鏡があれば、美しい土星の環も楽しめます。
まとめ|2025年後半も夜空を見上げよう
2025年後半は、流星群を中心に美しい天体イベントが満載です。特にペルセウス座流星群、ふたご座流星群、土星の衝はぜひチェックしたいところ。関東圏からも観測できる機会が多く、都会でも空を見上げれば自然の壮大なショーに出会えるかもしれません。
天体観測は特別な機材がなくても楽しめるものも多いため、ぜひこの機会に空を見上げてみてはいかがでしょうか。
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